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皆瀬八光裏話
六歳の頃に両親が事故で他界。
それから親戚の家に預けられるが、そこでは愛情を受けることなく厳しくしつけられて育った。
そこのうちの子が友人とゲームなどで遊んでいても混ぜて貰えないので一人で部屋に籠って読書や勉強をして過ごしていた。
ある事情で遊ぶどころではなかったので、学校でも友人はいないに等しかった模様。
そのうち、一人立ちできるようにと、料理は皆瀬の担当だったが、元々母親の手伝いをしていた思い出もあり、料理の楽しさにはまる。
ただ、器用さはないので(むしろ不器用だった)人より時間はかかっていた。
高校卒業後はとある目的もあったのと、早く親戚の家を出たいのとで警察学校に入り刑事を目指す。
今は晴れて刑事となった。
最初は人と線を引き、班員もあまり信用せず黙々と仕事をこなしていた。
その頃は今と違って無表情だった。
五十嵐京也はあざとくてなにか裏があるのではないのかと思い、当時は避けたり冷たくあしらったりしていた。
班員達にとって大きな事件が解決したことにより、絆は前より深まる。
特に五十嵐京也とはルームシェアするほど仲良くなった。
意地悪はするがそれは懐いて甘えている証拠である。
そしていくらか経った頃、友人と出かける事になった。
その"友人"は危険な所から皆瀬を救うために命を落としてしまう。
"友人"との別れ際、自分がその人に恋をしていたんだと気づく。
ちなみに初恋だった。
ユリは思い出の花。(本来、皆瀬八光は花は若干苦手である)
親しき人の死が皆瀬八光の地雷である。
親しい人に危険が迫れば少々情緒が不安定になりがち。
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